芸能界のオーディションに合格するためにできること

芸能界に憧れてスキルを磨くために人気の芸能スクールに入る時も、実際にドラマや映画、舞台などの現場でのお仕事をつかむ時にも、オーディションを通して選抜をされることがほとんどです。子役からシニア層までいろいろな方々が並み居る人とオーディションで競うことが、まずは芸能界入りへの第一歩の始まりです。少しでも合格に近づけるために出来ることがあるのであれば、悔いのないように知って事前に対処しておくべきです。

オーディションに合格するためにスキルを学ぶ場所を探す

芸能界入りを目指すためには、面接の時に審査をされるスキルを学ぶために、最初は芸能スクールや養成所などに入って、そこで学びながらオーディションをいくつか受けて、合格を目指すことが一般的です。

オーディション自体が独特な雰囲気ですので、最初は緊張することもあるでしょうが、普段からスクールなどでレッスンを積んで実力をつけていたり、同じ目標に向かって励まし合える友がいれば、合格を目指すためにも心強いものです。

また人気がある芸能スクールや養成所では、そこに入るためのオーディションを受けることもあります。自分がどういう方面の芸能入りをしたいのかも考えて、その方面への合格者の実績の多い学びの場を、まずはネットなどで調べることから始めてみましょう。

参考にしたい芸能スクールの選び方

スクールのホームページに訪れて、過去の実績などがしっかりとしているかを確認します。どのような年齢層、テレビタレント、コマーシャル、ミュージカルなど多くの方面での実績を持っているかも大切ですし、講師陣にはどういった方々がいらっしゃるのかも確認する項目です。またスクールによってレッスンカリキュラムもさまざまですので比較検討していきます。無理せずに個人のレベルに合わせてのレッスンが行なえるかどうかも選ぶ基準です。

そして費用の面でもスクールごとに幅がありますので、受講費用はもちろんのこと、オーディション費用なども見積もりながら計画的に支払えるスクール選びをすることが重要です。

書類選考は合格への第一歩

人気の高いオーディションや多くの応募がある場合には、書類選考を実施してそこで通過した人がオーディションへと進めることも多いです。書類選考に通ることが重要となりますので、しっかりと自分をアピールできる書類を作成することが必要です。書類に添える写真も規定のサイズや内容を確認して、自分らしさが一番表現されている写真を選別しましょう。またプロの写真館での写真を撮ってもらうのもおすすめです。

氏名、年齢、住所、学歴などの自己紹介の他には、オーディションへの志望動機を書くことが多いですので、しっかりと熱意をアピールします。他にも特技や資格など、自分が一生懸命学んできたことや他人に語れることを選考書類には丁寧に綴ります。書類選考で審査員の目に留まらなければ、オーディションへのスタートラインに立てませんので、誤字脱字のチェックはもとより、綺麗な字で丁寧に記述することを心がけます。

書類選考に通ってからの審査や面接で注意すること

一次選考の書類審査に無事通過すれば、いよいよ目指している2次選考のオーディションへと進みます。会場に着いた時から、オーディションがすでに始まっていると思って臨むことが大切です。芸能に関してのスキル訓練は散々してきているはずですから、会場では平常心で心を落ち着けて、普段の自分の力が出せるようにします。また同じオーディションを受ける多くの人の中にいても、礼節を守った態度でいることが大切です。

最初は受付がありますが、受付の人に名前と今日ここへ来た趣旨をしっかりと伝えます。もうオーディションは始まっているのでこの段階では、遅刻はやはり厳禁です。万が一遅れる時には、事前に連絡を入れて、理由を告げるとともに相手に対応を仰ぎます。その後に控え室に通されることもありますので、自分の順番が面接までにあるようでしたら、身だしなみなどの最終チェックとお手洗いなどを済ませて、余裕を持って待機ができるようにしておきます。控え室には他にも人がいたり、主催者側の方がいることもありますので、大きな声でお喋りしたり、他人の迷惑になるような行為は慎みましょう。これは何もオーディションに限ったことではありませんが、芸能界では特に礼儀礼節が重んじられますので、心に留めておくことが必要です。

入室をする場合は、最初にノックをしてから「失礼いたします」とはっきりと挨拶をしてから入室します。部屋に入ってからは再度お辞儀をして、ドアの方を向いてから閉めます。一般の面接と同じですので、ご自宅でも何度か練習をしておくと自然に出来ていいでしょう。そして歩く時や座る時には、背筋をまっすぐと伸ばすことを心がけます。姿勢は発声の基本でもありますので、声を使う仕事の多い芸能界では姿勢も見られている部分です。

面接中は、常にハキハキと答えて丁寧な言葉使いに気をつけます。相手に不快感を与えないように、好印象を持ってもらえるようには、こういった一連の行動から印象付けられるものです。緊張は仕方ありませんが、礼儀礼節はオーディションで審議される物ですので、部屋を出て退室するまでは気を配っておきましょう。また面接での質疑応答では、今回のオーディションへの意気込みを伝えたり、芸能界に対する気持ちなどを聞かれることもありますので、事前に聞かれる可能性のあることはこの日までに整理をしてシュミレーションをしながら答えれるようにしておきます。

またお子様が子役になるためのオーディションに臨む時は、大人の場合とは少し違った特徴があります。それは親もオーディションでは一緒に見られることが多いという点で、特に小さなお子様の場合には、保護者と一心同体のようなところもありますので、ご家庭でも普段からお子様とよく芸能界入りについては話し合いながら、意思の疎通が取れていることが大切です。普段から親子でそういうやりとりが出来ていると、オーディション現場においても審査員が見た時に、親子間の繋がりを感じることでしょうし、それが審議のひとつにもなっているはずです。お子様がご家庭でしっかりと育てられているか、大人と混じっても礼儀もわきまえた行動ができるか、愛情たっぷりに育って情緒も安定して子供らしい雰囲気を持っているか、などは芸能スキルとは違った面ですが、求められる子役には必要なことばかりです。芸能界に入った時には親子で協力して努力を惜しまないご家庭かどうかは、合格のポイントのひとつになることが多いので、普段の生活から親子に絆がしっかりと生まれていると、そういった点でも安心材料なのです。

オーディションは、この日までに練習をしてきた普段の実力と、自分らしさを出し切ることが大切です。精一杯のことをすれば悔いも残りませんので、面接での雰囲気に飲まれないように頑張ってほしいです。

まとめ

憧れの芸能界に入るために、芸能スクールなどでスキルを磨いている人は、お子様からシニアの方までたくさんいらっしゃいます。学びながら、テレビやドラマ、コマーシャル、映画、舞台などのお仕事をつかむために、オーディションを受けることが一般的です。

オーディションの前には書類選考でふるいにかけられることも多いですので、まずはしっかりと書類作成をして準備をしていく必要があります。その上で面接での注意事項にも留意しながら、熱意をアピールしたりご自分の普段の実力が出せるように頑張ってください。